晴れたら、エエなぁ

晴耕雨読と言うけれど、やっぱり天気は晴れがいい!

ウミガメのはなし

各カテゴリーの記事数をみると・・・ウミガメの話が一番多いやんけ!
ということで、ウミガメのはなしでも書くとする。

いま現在、ウミガメの保護活動には関わっていない。
上陸・産卵調査をしている頃は、最終的に朝3:30起床という生活をしていた。

アホでしょ?

当時は、それだけ思い入れもあったのだけれどね・・・


日本で産卵するウミガメは「アカ」「アオ」の2種である。
ひょっとすると「タイマイ」も産卵しているかもしれないが、おそらく産卵敵地ではないのでは
なかろうか?と思う。

アオウミガメは、沖縄、奄美、小笠原での産卵となるので、日本人に一番馴染みのあるウミガメは
アカウミガメになる。そんなこともあり、産卵地では保護活動がされているわけであるが、先行きは
あまり明るくないと言える。我ら?がドン「亀崎親ビン」もこのまま絶滅を回避できるか?というと
なかなか厳しく、ただ絶滅を遅らせることが出来るだけかもしれないというようなことを言っていた。

ワシもそう思う。理由としては、

1.ウミガメの死亡原因の一番の要因と言われる漁業の混獲について対策が全くされていない
2.保護活動が保護活動になっていない

ということである。

混獲については、海外の野生動物保護では厳しく取締る国もあるのだが(アメリカとかね)、日本は全く
する気配すらない。環境省という組織があるが、組織の力、パワーバランスとしては弱いので、
何も政策を出せないのだろうな。つまり経済動物優先であり、漁師の権利優先なのである。
ウミガメを守ったところで、お金にもならないし、お腹も膨れないってことね。
この辺は、先進国と言えるのか?ってことなんだけど、この先も変わらないだろう

保護活動については、これも人の欲が絡んでくる面も否定できない。
「良かれ」と思って始めたことが、実はそうでもないということがあったりするのだが、
そこで軌道修正すればいいのに何やら意固地になって変えられないのである。
親ビン・亀崎は「各団体の活動については、それぞれに合った活動をしてくれればいい」と
言ってはいたが「ただ、子ガメの放流会は何の保護にもつながらないから、これだけは
一貫して反対してきた」とも言っている。
その放流会、県内では一向に無くならない。

もっともらしい理由をつけては、続けているのである。そして、いかにも「活動をしている」
ふうにも見えるため、一般の人も賛同しやすいこともある。

浜松市の「サンクチュアリNPO」は、頑なに卵の移植・子ガメ放流界を辞めない。
他の保護団体との交流も避けて情報交換も学習もしようとしない。県内最大の産卵地である
遠州灘でこんなことを続けていたら、影響は大きいはずである。

御前崎市は、海岸侵食が深刻で、もはや産卵敵地とは言い難いのだが、それでもウミガメ達は
産卵にやってくる。海岸環境から移植やむなしではあるが(亀崎氏もそう言っていた)、
問題は孵化場で、海岸ではなく、道路一本隔てたところにあるため、孵化後時間がたってから、
子ガメを砂浜に運ぶのである。海岸浸食がひどいとは言っても小高い丘状のところもあるので、
そこに移して、フェンスは下の方を開放しておけば、速やかに海に出られるようになるのだが、
予算の関係なのか?なんなのか?変えはしない。

愛知県豊橋市では、市が孵化場を作り、卵の移植、子ガメの放流会をするようになり、
それまで保護活動をしていた団体を締め出した。

自分がかつて入っていた団体も似たようなことをしていたし、流石にそれはないだろう、
ということを見てしまった。

子ども達に関心を持ってもらう、子ども達への教育のためウミガメの命がぞんざいに扱われるのである。

子ガメの放流をした子が、大人になって事実を知ったときどう感じるだろうか?
放流界に参加したことを後悔することはないか?


申し訳ないが、そんなことに思いを馳せて活動をしているようには感じない。

いま他人から感謝されればいい、称賛されれば満足

そんな気がしてならないのである。


思えば、亀崎氏の活動は、それはそれは地味であったようである。
同じくエバーラスティングネイチャーの初代会長菅沼さんもスケールはデカかったが、
地味な活動を長くしていた。

そんな二人が立ち上げた「日本ウミガメ協議会」の志は、残念ながら東海地方には根付かなかったようである。

そんなことを感じ、だからと言って自分がそれを変えられるわけでもなく、というわけで
地元の保護活動からも離れたというわけである。

野生生物は、本当によくわからない。
一時期産卵数が増加傾向にあり、保護活動が実ってきたと言われもしたが、近年また減少傾向である。
相変わらずストランディングもコンスタントにあるので、個体数は減少しているだろう。

ワシが生きている間に絶滅ってことはないとは思うが、好転するとも考えにくい。
ただ、生き延びて欲しいとはこれからもずっと思い続けるのだろう